マンション・アパートの場合、「2階以上の部屋は泥棒に入られない」と油断しがちです。特に女性専用マンションや集合玄関がオートロックタイプのマンションに住む人の中には、オートロックを当てにして玄関の施錠をしない人すらいるようです。その油断こそが侵入者にスキを与えることになるのです。たとえ4階以上の高層階に住んでいても、決して油断してはいけません。
ちなみに、マンションのオートロックのほとんどは、僅か数秒で侵入が可能です。玄関の施錠もしないで昼寝をする、などというのは危険極まりない行為です。
また、マンションの同じ階の部屋は全てベランダを伝って、簡単に窓から侵入できてしまいますので、注意が必要です。

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最近の犯罪
2004. 07. 10 大阪の女性暴行 被害100人
読売新聞 大阪朝刊 社会 39頁 328字 03段
大阪市北区のマンションで女性が乱暴され、現金を奪われた事件で、元大手建設会社社員、K容疑者(36)が逮捕された際、女性約100人の住所や職業などをメモしたノートを持っていたことが九日、わかった。K容疑者はこれまでに「百人以上の女性を襲った」と自供。
2004. 07. 30 半径7キロで空き巣8件 同一犯の可能性
読売新聞 東京夕刊 夕2社 22頁 259字 01段
29日朝から30日未明にかけ、さいたま市南区などの半径約7キロの範囲内で未遂1件を含む8件の空き巣が発生、計現金約60万円と貴金属類、米ドル紙幣など約230万円相当が盗まれた。いずれもアパートやマンションなどのベランダの窓ガラスを割ったり、火で焼き破って侵入しており、浦和署は同一犯の可能性があるとみて調べている。さいたま市南区文蔵のマンションでは29日午後7時ごろ、帰宅した無職の男性(73)から「部屋が荒らされている」と110番通報があり、同署で調べたところ、ノートパソコンや指輪など約24万円相当が盗まれていた。
2004. 03. 18 神栖のマンションに2人組強盗、30万円奪う
読売新聞 東京朝刊 茨城東 32頁 257字 02段
17日午後2時30分ごろ、神栖町大野原のマンション1階に住む会社員Sさん(45)方に、二人組の男がベランダの窓ガラスを破って侵入、物音に気付いて隣室から出てきた妻(34)に、アイスピックのようなものを突き付け、「金を出せ」と脅した。2人は両手を室内の配線コードで後ろ手に縛り、タンスなどから約30万円やパスポート、ネックレスなどを奪って窓から逃走した。隣室にいた長男(3)にけがはなかった。鹿嶋署で強盗事件として捜査している。 調べでは、2人はいずれも黒っぽい上下姿で20歳代。
犯罪例から導き出される防犯上のポイント
| 侵入者から見ると、一般住宅に比べマンション・アパートは近所付合いが少なく、現場付近にいてもまず怪しまれることはありません。表札や郵便受け等から住人の性別や家族構成もわかり易いです。小さい子どもがいる家庭であれば、何かあった時の為の当座の現金が置いてある可能性が高いので、狙われやすくなります。当然侵入の目的は金銭ばかりとは言えません。1例目に見られるような女性も目的となります。女性に危害を加えたり写真を撮ることで口止めする卑劣な手口も多く、不在時に侵入しカメラや盗聴器を設置する犯罪も少なくありません。
1例目の容疑者の侵入方法は『下の階の者ですが水漏れしてるみたいですけど』といってドアを開けさせていました。もし、ドアチェーンをかけ、用件だけを聞いて管理会社に連絡を取っていれば、被害に遭わずに済んだかもしれません。
2例目3例目は窓からの侵入です。窓のクレセント(標準でついている中央部の鍵)は所詮留め具でしかなく、在宅時でも警戒できるシステムなど、防犯機能の追加が求められます。マンション・アパートは一般住宅に比べ開口部が少ないので比較的守り易い傾向があります。各開口部にセンサーをつけ、システムに連動します。ホームセンター等で売っている簡易センサーを個別に設置したのであれば、窓ごとにスイッチをオン・オフすることになりますが、システムで組むことで、リモコンで全てのセンサーを集中的に管理できます。また、異常を知らせる警報もけたたましい大きな音を出す事が可能です。特に女性の一人暮らしの場合、システム連動できるような非常ボタンも必要でしょう。
警視庁調べの侵入盗の場所別発生状況を見ると、約半数がマンション・アパートで発生しています。その内、マンション・アパートの侵入手段はドアからが半数に上っています。つまり、侵入盗の約4分の1はマンション・アパートのドアから侵入しているのです。不正開錠ができないような鍵に交換することは、もはや最低限の常識と言えるでしょう。
賃貸の場合は、壁に穴を開ける等の施工ができないという場合を考慮しなければなりません。 |

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■簡易防犯システム
【参考価格】¥10,000〜
鍵交換や簡易センサーなど手軽に導入できる防犯システムです。
あまり高い防犯性は期待できませんが在宅中、特に就寝時には効果が期待できます。

■防犯カメラシステム【参考価格】¥50,000〜
より効果的と思われる場所にカメラを設置します。
ストーカー対策として自室内には隠しカメラの設置を行います。
■基本防犯システム
【参考価格】¥50,000〜
自室全体を警戒します。センサーは無線で接続するタイプですので、配線工事が不要で賃貸でも取り付けが可能です。センサに異常が発生した場合、大きな音で異常を知らせ、侵入者を威嚇します。オプションで通報装置や、非常ボタンもつける事ができます。

■徹底防犯システム
【参考価格】¥100,000〜
基本防犯システム同様の機器を設置し、さらに追加して防犯カメラを設置します。
防犯カメラをつける事で侵入者の証拠を残します。